YouTubeの著作権申し立てに異議申し立てを行う基準と手続き手順

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💡 結論(要点まとめ)

YouTubeで「著作権の申し立て(Content ID)」を受けた際の異議申し立て手順と判断基準を整理。警告(ストライク)との違い、回答期限や保留収益の扱い、異議申し立てが認められる正当な条件と送る際のリスクまで公式情報をもとに中立に解説します。

この記事でわかること

  • YouTubeで著作権申し立てを受けるとチャンネルに警告が付きますか?
  • 著作権申し立てを放置してもよいですか?
  • フリーBGMや購入した音源なら異議申し立てできますか?

YouTubeのContent ID申し立ては通常、警告ではありません。通知の種類と利用権限を確認してから異議申し立てを判断します。

フリーBGMや購入音源を使った動画にも、Content IDによる申し立てが届くことがあります。通知が来たという理由だけで動画を削除したり、根拠を確認せずに異議申し立てを送ったりせず、対象素材と制限の内容を照合してください。

この記事の対象は、Content IDの申し立ての確認、初回の異議申し立て、回答待ち、広告収益の保留です。個別の利用が著作権法上適法かどうかの判断や、動画削除後の法的な異議申し立て通知の作成は対象外です。編集部はYouTube公式ヘルプと文化庁の公的資料を基に手続きを整理しており、個別案件への法的助言を行うものではありません。

  1. YouTubeの著作権申し立てを受けたら、まず通知の種類を確認
    1. Content ID申し立て自体は通常、著作権侵害の警告ではない
    2. Content ID申し立て・削除リクエスト・警告の違い
    3. YouTube Studioで申立人・対象区間・公開状態・収益への影響を確認
  2. 異議申し立てをするべきか判断するチェックリスト
    1. オリジナル作品・有効な許諾・誤認・著作権の例外を確認
    2. フリーBGMや購入音源はYouTube利用と収益化の許諾範囲を確認
    3. クレジット表記・非営利・購入した事実だけでは十分でない
    4. 日本の引用と米国のフェアユースを混同しない
  3. 申請前にそろえる証拠と異議申し立て理由の書き方
    1. 対象区間・ライセンス・購入証明・制作データを保存
    2. ライセンス保有時と自作素材の場合の説明文テンプレート
    3. 説明欄に書く情報と不要な個人情報の注意点
  4. YouTube StudioでContent IDの異議申し立てを送信する手順
    1. PC版で対象動画の著作権情報を開く
    2. 対象の申し立てを選び、理由と説明を入力する
    3. 確認事項を読み、送信後の控えを保存する
    4. スマートフォンで操作できない場合の確認方法
  5. 送信後はどうなる?回答期限30日と結果の分岐
    1. 初回の異議申し立ては申立人が原則30日以内に回答
    2. 解除・維持・期限切れ・削除リクエストの分岐
    3. 審査中の通知と申し立て状況を確認する
  6. 異議申し立て中の広告収益はどう扱われる?
    1. 収益保留が適用される条件
    2. 申し立てから5日以内と5日経過後の違い
    3. 解決後の収益分配と表示上の注意
  7. 異議申し立てが却下された場合と、申請しない場合の対処
    1. 再審査請求は根拠と削除・警告リスクを確認して判断
    2. 再審査請求と異議申し立て通知は別の手続き
    3. 楽曲の消去・差し替え・対象区間のトリミング
    4. 申し立てを受け入れる場合の公開・収益への影響
  8. YouTubeの著作権申し立て・異議申し立てに関するFAQ
    1. 警告・放置・回答期限について
    2. フリーBGM・個人情報・却下後の対応について

YouTubeの著作権申し立てを受けたら、まず通知の種類を確認

最初に確認するのは、Content IDの申し立てなのか、著作権削除リクエストによる警告なのかです。両者では、動画への影響も、利用する手続きも異なります。

Content ID申し立て自体は通常、著作権侵害の警告ではない

Content IDは、アップロードされた動画と権利者が登録した音声・映像を照合するYouTubeの仕組みです。申し立て自体は通常、著作権侵害の警告にはなりません。ただし、動画のブロックや収益の扱いに影響する場合があります。(出典:YouTube公式ヘルプ「著作権の申し立てに対して異議申し立てを行う」、2026年10月参照)

(出典: YouTube公式ヘルプによるContent ID申し立てと著作権侵害の警告の区別)

Content ID申し立て・削除リクエスト・警告の違い

通知・状態 何が起きているか 確認すること
Content IDの申し立て 登録された著作物との一致を理由に、収益化・追跡・ブロックなどの措置が設定されている 申立人、素材、対象区間、動画への影響
著作権削除リクエスト 権利者が著作権侵害を理由に削除を求めている 通知の内容と削除の状態
著作権侵害の警告 有効な削除リクエストにより動画が削除された場合などに付く警告 警告の詳細と公式に示された対応方法

YouTube公式ヘルプでは、著作権侵害の警告とContent IDの申し立てを別のものとして案内しています。Content IDへの異議申し立ての途中でも、申立人が有効な削除リクエストを提出すると、動画の削除と警告につながる可能性があります。(出典:YouTube公式ヘルプ「著作権侵害の警告の基本」、2026年10月参照)

YouTube Studioで申立人・対象区間・公開状態・収益への影響を確認

YouTube Studioの「コンテンツ」で対象動画を探し、制限欄の著作権情報から「詳細を表示」を開きます。そこにある申立人、申し立て対象のコンテンツ、対象区間、動画への影響を記録してください。(出典:YouTube公式ヘルプ「著作権の申し立てに対して異議申し立てを行う」、2026年10月参照)

  • 申立人:素材の配布元と同じ名称か。権利管理会社など別の名称ではないか。
  • 対象区間:BGM、ゲーム内音楽、映像など、どの素材に対応しているか。
  • 公開への影響:ブロックの有無と対象地域。
  • 収益への影響:申し立てによる収益化の扱い。
  • 他の申し立て:同じ動画に別の素材への申し立てがないか。

申立人の名称が見覚えのない会社でも、それだけで誤った申し立てとは判断できません。素材名と対象区間を先に照合し、許諾書に記載された権利管理者も確認してください。

異議申し立てをするべきか判断するチェックリスト

異議申し立てをするべきか判断するチェックリスト

異議申し立ては、対象素材を使う権利や、申し立てが誤りである根拠を説明できる場合に検討します。「動画を公開したい」「収益を取り戻したい」という希望だけでは根拠になりません。

オリジナル作品・有効な許諾・誤認・著作権の例外を確認

YouTube公式ヘルプは、必要な権利を保有している場合、著作権の例外に該当する場合、誤認などにより申し立てられた場合を、異議申し立てを検討できる理由として示しています。理由の選択だけで利用の正当性が認められるわけではありません。(出典:YouTube公式ヘルプ「著作権の申し立てに対して異議申し立てを行う」、2026年10月参照)

使った素材 確認する根拠 判断で見落としやすい点
自作の音楽・映像 制作データ、収録素材、権利の保有状況 第三者のサンプル音源や共同制作者の権利が含まれていないか
許諾を受けた素材 ライセンス、許諾メール、適用される規約 YouTube公開と収益化の両方が許されているか
誤って一致した素材 対象区間と実際の素材の相違 曲名の違いだけでなく、録音や素材の由来を説明できるか
パブリックドメインと考える作品 対象作品と権利の状態 作品自体と、使った録音・映像の権利を分けて確認しているか

フリーBGMや購入音源はYouTube利用と収益化の許諾範囲を確認

「無料でダウンロードできること」と「自分の動画で自由に使えること」は別です。素材の取得記録と利用規約を並べ、次の項目をチェックすると、説明に必要な情報を整理できます。

  • 対象の楽曲・素材名と、手元のファイルが一致している。
  • YouTubeなど動画配信サービスでの使用が許可されている。
  • 広告付き動画や商用利用が許可されている。
  • クレジット表記、チャンネル登録、事前登録などの条件を満たしている。
  • Content ID申し立てを受けた場合の配布元の案内がある。
  • 取得時点の規約と、契約の有効範囲を保存している。

これは申請前の証拠整理用チェックリストです。すべての配布元が同じ条件を採用しているわけではないため、自分の契約にない条件を推測で追加しないでください。

クレジット表記・非営利・購入した事実だけでは十分でない

YouTube公式ヘルプでは、著作権者のクレジットを記載したこと、コンテンツを購入したこと、動画を収益化していないことは、それだけでは正当な異議申し立て理由にならないと案内しています。(出典:YouTube公式ヘルプ「著作権の申し立てに対して異議申し立てを行う」、2026年10月参照)

よくある失敗:購入明細だけを添えて「購入済みなので使えます」と送ること。購入の証明と、YouTubeでの利用を許すライセンスを組み合わせて説明してください。

日本の引用と米国のフェアユースを混同しない

引用を根拠にする場合は、「短いから」「出典を書いたから」だけでは判断できません。文化庁は、公表された著作物の引用について、公正な慣行に合致し、引用の目的上正当な範囲で行うことなどを示しています。(出典:文化庁「著作物が自由に使える場合」、2026年10月参照)

(出典: 文化庁による著作権法上の引用の要件)

日本の引用と米国のフェアユースは同じ制度ではありません。申請画面で著作権の例外を選んでも適法性は確定しないため、引用の成立自体に迷う案件は、著作権に詳しい専門家に相談する範囲です。

申請前にそろえる証拠と異議申し立て理由の書き方

説明文は「対象素材と区間→申し立てが誤りと考える根拠→許諾範囲→確認資料」の順でまとめます。感情的な抗議よりも、申立人が照合できる情報をそろえる方が、主張を明確にできます。

初回の異議申し立てでは、選択した理由とともに説明を提出します。YouTube公式ヘルプは、必要な権利があると確信できる場合に手続きを行うよう案内しています。(出典:YouTube公式ヘルプ「著作権の申し立てに対して異議申し立てを行う」、2026年10月参照)

対象区間・ライセンス・購入証明・制作データを保存

次の保存シートは、申請文を書くための整理例です。画面に添付欄があるとは限らないため、まず手元に保管し、説明欄では照合に必要な情報を示します。

記録する項目 保存する内容
申し立て情報 動画URL、申立人、対象素材、対象区間、制限内容
取得・購入の記録 配布元、取得日、注文番号やライセンス識別番号
許諾の内容 適用規約、規約の版、YouTube利用・収益化の許諾範囲
条件を満たした記録 クレジット、必要な登録、許諾メール
自作の根拠 プロジェクトファイル、元の収録素材、制作履歴
送信後の控え 選択した理由、説明文、送信日、結果通知

ライセンス保有時と自作素材の場合の説明文テンプレート

以下は文章の組み立て例です。角括弧の部分を事実に置き換え、証明できない記述は削除してください。

ライセンスがある場合

申し立て対象の[区間]で使用している[素材名]は、[配布元・権利者]から[取得日]に取得した素材です。[規約名・ライセンス名]により、[YouTubeでの公開・広告付き動画での利用など、実際に許諾された範囲]が許可されています。必要な条件である[クレジット・登録など]も満たしています。確認に必要な情報は[ライセンス識別番号・該当規約のURLなど]です。この許諾に基づく使用であるため、申し立ての解除を求めます。

自作素材の場合

申し立て対象の[区間]に含まれる[音声・映像]は、私が[制作・収録内容]によって制作したものです。対象部分の権利を私が保有している根拠は[具体的な権利関係]です。[制作データ・元の収録素材など]を保管しています。申し立て対象との一致は[説明できる相違や誤認の根拠]によるものと考えるため、申し立ての解除を求めます。

根拠のない説明例:「フリー素材だから問題ありません」「他のチャンネルも使っています」「収益化していないので解除してください」。これらだけでは、対象動画での利用権限を説明できません。

説明欄に書く情報と不要な個人情報の注意点

初回の異議申し立ては申立人が内容を審査するため、説明は相手に読まれる前提で作成してください。照合に不要な住所、電話番号、決済情報、アカウントのパスワードなどを書かず、提出画面の確認事項にも目を通します。(出典:YouTube公式ヘルプ「著作権の申し立てに対して異議申し立てを行う」、2026年10月参照)

氏名や連絡先を必要とする削除後の「異議申し立て通知」は別の手続きです。初回の説明文テンプレートを、そのまま法的手続きに流用しないでください。

YouTube StudioでContent IDの異議申し立てを送信する手順

YouTube StudioでContent IDの異議申し立てを送信する手順

PC版YouTube Studioで対象動画の申し立てを開き、対象の項目から異議申し立てを選びます。複数の申し立てがある動画では、今回説明できる素材を選び間違えないようにしてください。

PC版で対象動画の著作権情報を開く

  • YouTube Studioにログインし、対象チャンネルを選ぶ。
  • 左側の「コンテンツ」を開き、対象動画を探す。
  • 制限欄の著作権情報から「詳細を表示」を開く。

対象の申し立てを選び、理由と説明を入力する

  • 対象区間と申立人を照合する。
  • 該当する申し立ての「操作を選択」から「異議申し立て」を選ぶ。
  • 表示される理由から、手元の根拠に合うものを選ぶ。
  • 許諾範囲や誤認の根拠を説明欄に入力する。

この操作導線はYouTube公式ヘルプに基づきます。画面の案内が更新されている場合は、YouTube公式の異議申し立て手順内の操作説明と、対象動画に表示された選択肢を照合してください。(出典:YouTube公式ヘルプ「著作権の申し立てに対して異議申し立てを行う」、2026年10月参照)

確認事項を読み、送信後の控えを保存する

入力後は、対象の申し立て、選択した理由、説明文、宣誓・確認事項を読み直してから送信します。公式ヘルプでは、提出した異議申し立てを取り消せないと案内されているため、下書きのつもりで送らないでください。(出典:YouTube公式ヘルプ「著作権の申し立てに対して異議申し立てを行う」、2026年10月参照)

説明文と送信後の表示を手元に保存しておけば、結果通知と照合できます。

スマートフォンで操作できない場合の確認方法

スマートフォンではまず通知を確認し、申請操作が見つからない場合はPC版YouTube Studioで上記の導線をたどってください。本記事の操作手順はPC版を対象としており、スマートフォンのアプリ画面と同じ配置を前提にしていません。

著作権の詳細を開いたつもりでも、別の動画や別の申し立てを選んでいると、説明と対象が食い違います。送信直前に動画タイトル・対象素材・対象区間を照合してください。

送信後はどうなる?回答期限30日と結果の分岐

初回の異議申し立ては、通常、YouTubeではなく申立人が審査します。申立人の回答期限は30日で、結果によって次の対応が分かれます。(出典:YouTube公式ヘルプ「著作権の申し立てに対して異議申し立てを行う」、2026年10月参照)

初回の異議申し立ては申立人が原則30日以内に回答

送信した時点で申し立てが解除されるわけではありません。YouTube公式ヘルプによると、申立人は異議申し立てを受けてから30日以内に対応し、解除、維持、削除リクエストなどを選択できます。(出典:YouTube公式ヘルプ「著作権の申し立てに対して異議申し立てを行う」、2026年10月参照)

(出典: YouTube公式ヘルプによる初回異議申し立ての判断主体・回答期限・結果)

解除・維持・期限切れ・削除リクエストの分岐

結果 意味 次に行うこと
申し立てが解除された 対象の申し立てが取り下げられた 同じ動画に別の申し立てや制限がないか確認する
申し立てが維持された 申立人が異議の理由を認めなかった 許諾の不足や説明の食い違いを見直し、却下後の選択肢を検討する
回答せず期限切れになった 対象の申し立てが期限切れになる 対象動画の制限表示を確認する
削除リクエストが提出された 初回のContent ID手続きから削除手続きに発展する可能性がある 届いた通知の種類を確認し、警告に関する公式説明へ進む

以上は初回の異議申し立てに対する公式の結果区分です。有効な削除リクエストの場合は動画が削除され、著作権侵害の警告が付く可能性があります。(出典:YouTube公式ヘルプ「著作権の申し立てに対して異議申し立てを行う」、2026年10月参照)

審査中の通知と申し立て状況を確認する

結果のメール通知と、YouTube Studioの対象動画の「詳細を表示」を照合してください。音楽の申し立てが解除されても、別の映像への申し立てが残っていれば、動画全体の制限がなくなるとは限りません。

Googleの透明性レポートは集計された著作権対応を示すもので、あなたの案件の成功率ではありません。統計を見る場合は、Google「Copyright Tools: Rightsholders and Creators」で対象期間と集計単位を確認し、初回の異議申し立てと再審査請求を混同しないでください。(出典:同レポート、2026年10月参照)

異議申し立て中の広告収益はどう扱われる?

条件を満たす動画では、争いのある広告収益が保留され、解決後に適切な当事者へ支払われます。保留は、投稿者への支払いを保証する仕組みではありません。

収益保留が適用される条件

YouTube公式ヘルプでは、投稿者とContent IDの申立人の双方が動画の収益化を希望する場合の、異議申し立て中の収益保留を案内しています。すべての動画・申し立てで同じ扱いになるわけではありません。(出典:YouTube公式ヘルプ「Content IDの申し立てに対する異議申し立て期間中の収益化の仕組み」、2026年10月参照)

(出典: YouTube公式ヘルプによる収益保留の適用条件と開始時点)

申し立てから5日以内と5日経過後の違い

異議申し立てのタイミング 保留の開始時点 時系列
申し立てから5日以内 申し立てを受けた日 申し立て発生 → 異議申し立て → 解決までの対象収益を保留
申し立てから5日経過後 異議申し立てを行った日 申し立て発生 → 異議申し立ての日から対象収益を保留 → 解決

この区分は、収益保留の条件を満たす場合に適用されます。期限を意識しても、利用権限を確認しないまま申請することは避けてください。(出典:YouTube公式ヘルプ「Content IDの申し立てに対する異議申し立て期間中の収益化の仕組み」、2026年10月参照)

解決後の収益分配と表示上の注意

保留された収益は、解決結果に応じて適切な当事者へ支払われます。また、争いのある収益はYouTubeアナリティクスに表示されない場合があるため、審査中の表示だけで最終的な受取額を判断しないでください。(出典:YouTube公式ヘルプ「Content IDの申し立てに対する異議申し立て期間中の収益化の仕組み」、2026年10月参照)

「申請すれば過去の広告収益がすべて戻る」「保留中の収益は自分のもの」と考えるのは誤りです。保留の開始日、対象となる収益、解決結果を分けて確認してください。

異議申し立てが却下された場合と、申請しない場合の対処

却下後は再審査請求だけでなく、対象素材の編集や申し立てを受け入れる選択肢もあります。根拠が弱いまま手続きを進めず、公開・収益への影響と削除リスクを比較してください。

再審査請求は根拠と削除・警告リスクを確認して判断

再審査請求は、初回の異議申し立てが却下された後に検討する別段階の手続きです。利用権限を再確認し、削除リクエストに発展する可能性を理解したうえで判断します。初回の公式ヘルプにある却下後の選択肢から、再審査請求の説明へ進んでください。(出典:YouTube公式ヘルプ「著作権の申し立てに対して異議申し立てを行う」、2026年10月参照)

再審査請求と異議申し立て通知は別の手続き

手続き 使う段階 判断・確認先
初回の異議申し立て(Dispute) Content IDの申し立てを受けた後 申立人が審査する
再審査請求(Appeal) 初回の異議申し立てが却下された後など 利用条件と削除リスクを確認してから進める
異議申し立て通知(Counter Notification) 著作権削除リクエストで動画が削除された後 法的手続きの条件と個人情報の共有範囲を確認する

YouTube公式ヘルプの「異議申し立て通知」は、誤りや誤認により動画が削除されたと考える場合の法的手続きです。氏名や連絡先などが申立人に共有されるため、初回のContent ID異議申し立てと同じ感覚で送信しないでください。(出典:YouTube公式ヘルプ「著作権に関する異議申し立て通知を送信する」、2026年10月参照)

楽曲の消去・差し替え・対象区間のトリミング

申し立てに異議を唱えない場合は、対象音声の消去、音声の差し替え、対象区間のトリミングなどが選択肢になります。対象動画の著作権詳細で、利用できる編集操作を確認してください。(出典:YouTube公式ヘルプ「著作権の申し立てに対して異議申し立てを行う」、2026年10月参照)

  • 編集前に、手元の元動画とプロジェクトファイルを保存する。
  • 対象区間と、残したい音声・映像を確認する。
  • 表示された編集の確認事項を読み、保存する。
  • 処理後に、対象の申し立てと他の制限を再確認する。

これは編集前後の確認用チェックリストです。取り消せることを前提にせず、保存画面の案内を読んでから実行してください。

申し立てを受け入れる場合の公開・収益への影響

Content IDの申し立てを受け入れ、異議申し立てを行わない選択もできます。ただし、申立人による収益化やブロックなどの措置は継続し得ます。「何もしなければ解除される」という手続きではありません。(出典:YouTube公式ヘルプ「著作権の申し立てに対して異議申し立てを行う」、2026年10月参照)

著作権の通知と、視聴・コメント機能の不具合は別に確認してください。関連する機能の確認には、YouTubeのオフライン保存とプレミアム機能の仕様、YouTubeのコメントが表示されない原因と確認手順を参照できます。

YouTubeの著作権申し立て・異議申し立てに関するFAQ

通知の種類を見分け、利用権限を裏付けられる場合に初回の異議申し立てを検討してください。申請の有無だけで、公開状態や収益、警告の扱いが同じになるわけではありません。

警告・放置・回答期限について

Q. 著作権申し立てを受けるとチャンネルに警告が付きますか?

A. Content IDの申し立て自体は通常、警告ではありません。ただし、有効な削除リクエストにより動画が削除されると、警告が付く可能性があります。

Q. 著作権申し立てを放置してもよいですか?

A. 申し立てを受け入れる選択はできます。ただし、収益化やブロックなどの措置が続く可能性があり、放置によって自動解除されるわけではありません。

Q. 異議申し立ての回答期限は何日ですか?

A. 初回の異議申し立てでは、申立人の回答期限は30日です。回答がなければ対象の申し立ては期限切れになります。再審査請求は別段階の手続きであり、初回の期限をそのまま当てはめないでください。(出典:YouTube公式ヘルプ「著作権の申し立てに対して異議申し立てを行う」、2026年10月参照)

フリーBGM・個人情報・却下後の対応について

Q. フリーBGMや購入音源なら異議申し立てできますか?

A. 対象動画での使用を認める有効なライセンスがあり、必要な条件を満たしているなら根拠になります。「無料」「購入済み」という事実だけでは不十分です。

Q. 異議申し立てをすると個人情報は相手に伝わりますか?

A. 初回の説明は申立人が読む前提で、不要な個人情報を入れないでください。削除後の異議申し立て通知では、氏名や連絡先などが申立人に共有されます。(出典:YouTube公式ヘルプ「著作権に関する異議申し立て通知を送信する」、2026年10月参照)

Q. 異議申し立て中の広告収益は受け取れますか?

A. 条件を満たす場合は収益が保留され、解決後に適切な当事者へ支払われます。申し立てから5日以内の申請では申し立て日から、5日経過後では異議申し立て日から保留されます。投稿者への支払いを保証する制度ではありません。(出典:YouTube公式ヘルプ「Content IDの申し立てに対する異議申し立て期間中の収益化の仕組み」、2026年10月参照)

Q. 却下されたら再審査請求をするべきですか?

A. 根拠を再確認してから判断してください。許諾範囲が不明なら素材提供元に契約内容を問い合わせ、法的な争いに発展している場合は専門家への相談を検討します。

送信前の最終確認

  • 通知はContent IDの申し立てであり、削除後の警告と混同していない。
  • 対象素材と区間を特定できている。
  • 自作・許諾・誤認などの根拠を説明できる。
  • 規約、購入証明、制作データなどを保存している。
  • 説明文に不要な個人情報を入れていない。
  • 申し立てが維持される可能性や、削除リクエストに発展するリスクを理解している。

異議申し立てを急ぐより、通知の種類→権利の根拠→証拠→対象手続きの順で確認してください。根拠がそろったら、対象の申し立てを選んで送信し、結果通知とYouTube Studioの表示を照合するところまで進めます。

出典一覧

  • YouTube公式ヘルプ「著作権の申し立てに対して異議申し立てを行う」
  • YouTube公式ヘルプ「Content IDの申し立てに対する異議申し立て期間中の収益化の仕組み」
  • YouTube公式ヘルプ「著作権侵害の警告の基本」
  • YouTube公式ヘルプ「著作権に関する異議申し立て通知を送信する」
  • 文化庁「著作物が自由に使える場合」
  • Google「Copyright Tools: Rightsholders and Creators」

📚 参考・出典(編集部が確認した一次ソース)

  • google.com (transparencyreport.google.com)
  • youtube.com (youtube.com)
  • google.com (support.google.com)

※本記事の作成にあたり、上記の公開情報・一次ソースを参照しています(参照日: 2026年10月6日)。内容は公式情報の更新により変わることがあります。

✍️ この記事を書いた人:nexlife 編集部

nexlife 編集部は、公的機関の情報・企業の公式発表を根拠に記事を作成・更新しています。

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